ビタミン類は良く健康に良いとされる栄養素です。
その中でもビタミンeは健康だけでなく薄毛にも効果的だと言われているのを聞いたことがあるのではないでしょうか?
結論から言えば確かにビタミンeは育毛に効果的だと言われています。
ここではそんな、
ビタミンeの育毛効果について
副作用はあるのか?摂取量はどれくらいが良いのか?
多く含まれる食品はあるのか?
この3つについて詳しく書いています。
ビタミンeは育毛効果がある?
育毛剤でビタミンeが配合されているものがありますが、ビタミンeに育毛効果が期待できる理由は何なのでしょうか。
抜け毛や薄毛の原因の1つには血行不良があり、それは運動不足や栄養不足、女性に多い貧血などが引き金となり、引き起こす可能性があります。(もちろん男性にも貧血の方はいます)
ビタミンeには毛細血管を広げる効果があり、それが血流を増加させ血液自体もサラサラにすると言われています。
毛根に栄養を運ぶ毛細血管の血流は、育毛にはとても重要で、血行が促進されるということは栄養が毛根に行き渡るということです。
その結果、発毛が促され正常なヘアサイクルを保つのに重要な役割を果たします。
また、ビタミンeは女性ホルモンを作る元となる栄養素の1つで、女性ホルモンが作られるのをサポートする効果があります。
女性の薄毛である「FAGA(女性男性型脱毛症)」は女性ホルモン分泌の低下が原因とされており、ビタミンeを配合することで、症状の改善が期待できると考えられています。
ビタミンeで副作用があるって本当?
ビタミンeには副作用があるのでしょうか。
まずビタミンには“水溶性ビタミン”と“脂溶性ビタミン”の2つがあります。
ビタミンeは“脂溶性ビタミン”に分類されます。
水溶性ビタミンは尿で排出されやすく、体内にとどまる時間が短いのであまり蓄積しませんが、脂溶性ビタミンはとどまる時間が長いので、蓄積されやすく過剰症を起こしやすいと言われていました。
しかし、ビタミンeは体内に蓄積されにくいため、特に過剰症の指摘はされていなかったのですが、最近になって取り過ぎの危険性を指摘されるようになりました。
通常の食事では過剰症になることはまずありませんが、サプリメントなどで摂取する場合には注意が必要です。
日本では1日当たりの摂取量の目安は、女性は6mg・男性は6.5mgと定められています。
耐容上限量は、年齢・性別で幅はありますが1日650~900mgです。
サプリメントなどでの取り過ぎには気をつけて、決められた摂取量を守りましょう。
ビタミンeが多い食品は?
ビタミンeが多く含まれる食品で、有名なのが“ナッツ類”です。
ナッツ類(アーモンドやピーナッツなど)は、手軽に摂取することができるのが特長で、そのまま食べることができますし、1粒当たりのサイズが小さいので、間食用などに携帯することが可能です。
しかし、ナッツ類は比較的脂肪分が多いので、カロリーが高く、摂りすぎには注意が必要です。
緑黄色野菜にも多く含まれており、“西洋かぼちゃ”や“赤ピーマン”や“大根の葉”などに多く含まれています。
あまり知られていませんが、煎茶(緑茶)にも多く含まれおり、実はビタミンeの含有量はアーモンドの2倍以上なのです。
そして、ビタミンeを効果的に摂取するためには、ビタミンcと一緒に摂ることが大切です。
ビタミンcにはビタミンeの活性を高める効果があるからです。
上記で紹介したビタミンeを多く含む食品を食べる時には、一緒にビタミンcが含まれた食品も摂るようにすると、栄養素を最大限に活用することができるでしょう。
まとめ
ビタミンeには育毛効果があるということがわかりました。
おさらい
・血流を良くする効果がある
・頭皮の血流が良くなると栄養がしっかりと運ばれるようになる
・1日の摂取目安量は6mg〜6.5mg程度
・ナッツ類に多く含まれる
あまり普段ビタミンeというのは馴染みがないかもしれません。
ですが育毛効果はあるので、最低限はとっていきたい栄養素となります。
食事から摂るのが難しい人はサプリなどを上手く使っていくと良いですね!!